○ ザオ・ティエン民族

ザオ・ティエン民族は、ザオ民族のサブグループのひとつです。ザオと呼ばれる民族は中国南部からベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーの北部にいたる広範な地域に多様なサブグループを形成し居住しています。ザオ・ティエンというグループ名は衣装に穴のあいた中国銭、又は安南銭がついていることからキン語「銭」を意味する語が付された他称です。ザオ・ティエンはベトナム北東部に居住する東部グループと、ベトナム北部の中央を流れる紅河より西に居住する西部グループの二つに分けられます。女性がかぶる頭巾の色が北東部は白、西部では濃紺という違いが見られます。

 

・半月ポーチ

バッカン省バベ県にある湖を中心とする国立公園近くの山間のカンバン集落の女性たちが、小物入れとして用いてきた伝統的な様式を元に、村の女性たちが制作したものです。
この村のザオ・ティエンの女性たちは、銀のプレートなどで装飾されたこのポーチに、嗜好品として噛むキンマやビンロウジュの実などをいれて使っていました。正装のときには肩から背中にかけて着装します。
しかし、衣生活の現代化にともなって、このようなポーチを使う人はほとんど居なくなり、ポーチ自体も村にはほとんど残っていない状態でした。今回、IndigoFactoryのスタッフが、刺繍糸の色をアレンジするだけで商品化でき、村の女性たちの伝統的な技術を活かすことができました。

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